葡萄の涙
芽依も全裸だった立て膝を付いて俺を覗きこんでいる。



『 満足したら私の傍におりたくないの…?いってしまったら、もう私は用済みなんや!聖夜が朝まで、添い寝してくれる思てたのに…! 待ってる内に眠ってしまったけど、目が覚めたらいる筈の聖夜が横にいなかった…
何でなん?私はその瞬間に寂しさと怒りを感じて泣きそうになったよ…』



『…うん…。』

目を見て頷いた。
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