ReaL Smile

高校に着き外にある受付へ

そこまでたどり着くまでに
周りの人が海奈ちゃんをみて
「Mi-Naじゃない!?なんで
ここにいるの?やばくない!?」
など色んな声が飛び交っているけど
本人は何も気にせず一緒に歩いていた

受付には長テーブルに
男の生徒と女の生徒が
何人かで受付をしていた

海奈ちゃんは何かを
見つけたかのように
声をあげた

「あ、久しぶり」
1人の男の人に声をかけた

知り合い?
ママとパパも仲良さそうに
話していた…
ちょこんと覗くと
爽やかな男の人がいた
また海斗とは違うかっこよさの人

でも、なんでママとパパも
知ってるの?海奈ちゃんも…

海斗にツンツンとした

「ねぇ?あの人しってる?」

海斗ともちょこん覗き込んだ

「知らねー」

興味ねーと言いそうな口調で言われた

「そっか…何の知り合いだろうね?」

「顔広いしどっかの息子とかじゃね?
それか、高校近いし近所のどっかの
息子じゃないの?愛想も良さそうだし
おばさん受けがいいとか…」

少しふざけた海斗の言葉に
思わず笑ってしまい2人で
じゃれてふざけていた

そんなことをしていたら
あたしの存在を忘れていた
であろうママとパパが
あたしを呼んだ

「夏海、受付終わらせちゃいましょ
ここにいたら邪魔になっちゃうわね」

いやいや、さっきまで絶対あたしの
存在あなた達消して話し込んでたでしょうが!全くひどいひどい

心でつぶやきながら
さっきママとパパと海奈ちゃんが
話していた人の前に立った


「夏海ちゃん久しぶり、なんか
大人っぽくなったね、覚えてる?
黒川 直也 (クロカワ ナオヤ)
中学の時最後に生徒会長やってたんだけど…一応…」

優しい笑顔で直也さんは
あたしに話しかけた
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