人気女優がタイムスリップ!? ~芸能界⇒島原⇒新選組~
第二章

島原って…

あれから私はあの浪士に連れられ、島原の中にある店の一軒に雇ってもらった。
あとから聞いた話だと、私が雇ってもらったお店は島原の中でも1・2を争う有名店で、幕府のお偉いさんや身分の高い武士などがよく訪れるらしい。


「あやなちゃん、こっちにお膳持ってきて!!」
 

「は~い!」


あれから、10か月がたって私もこの生活にだんだん慣れてきた。
ここでの名前は、向こうで前私が使っていたAyanaを平仮名にして名乗っていた。
 

「ただ今お膳を持ってまいりました。あやなです、失礼いたします」

そう言って私は礼をしながら部屋へ入った。


(突然失礼いたします、作者のyui☆yuiです!私はバリバリ佐賀県民で、昔の島原での喋り方がまったくと言っていいほどわかりません!!なので、ここからは標準語で行かせていただきます!!)


「失礼いたしました。」



ススー


 
あ~、忙しい忙しい。
10か月たってもこの忙しさにはなれない彰です!!
なんか、いろいろ名前を使い分てるから、時々間違えそうになる彰です!!


1人で、ツッコミがいないボケをやっているとまたまた声がかかった。


「あやなちゃ~ん!!
今度はあやなちゃんにお酌してもらいっていうお客さんだから、急いで着替えて松の間まで行って~。」


来たよ…
周りに、私より美人さんがいっぱいいる中、私にお酌を頼む物好きが…


そう心の中で毒を吐きながらも、
ここ10か月で覚えた営業スマイルを貼り付け、急いで身支度をしながら松の間へ向かった。
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