奇跡の夢 ~七つの想いが集うとき~
『おいおい…どんないきさつかは知らねーけど、こんな小さな子達相手に、大の大人が二人がかりなんて恥ずかしくないか?』

男の子をかばいながら、そっと目を開けると、赤い髪の青年が目の前の男の斧を剣で
受け止めていた…。

『助けてくれて、ありがとう、君もう
大丈夫だよ~』

『おぅ…無事だな、良かった良かった』

青年はにこやかに笑顔を作り、すぐに男達に向き直った…。

『さて…と、どうする?やるなら相手になってやるよ…お前らに決めさせてやる』

『くそ…っやってられっか…』

男達は、手に持っていた斧を投げ落とすと
その場を離れて行った…。

『ったく…根性ねーなら武器なんて握るなっての』
< 11 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop