奇跡の夢 ~七つの想いが集うとき~
『お姉ちゃん、お兄ちゃんありがとう』

男の子は、美夢と青年に手を振って町へ
戻って行った…。

『男の子って本当に強いな~あんなに
辛い目にあったのに』

美夢は、男の子が去って行った方をみながら寂しそうに呟いた…。

『君も、充分強いさ…心がさ…普通あんな状況じゃ助けないさ…死ぬかも知れないのに』

『あれは、無我夢中で…。』

美夢は、隣に居る青年に笑って答えた…。

『そういや…名前名乗ってなかったな
俺は…レン…よろしくな』

『私は…美夢、よろしく』

二人が、握手を交わした、その時…。
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