シンデレラガール
謝りに行かなきゃ行けないのは、あたしの方なのに、、、


「あ!!」


それに、あたし、、、あの後謝りに行ってないや。


「何?、、、あ、聖奈。もしかして、、、行ってないの?」


ヒロちゃんの言葉に、あたしは顔を引きつらせる。


「行くって、約束したじゃない」


したんだけど、、、


「、、、忘れてた」


あたしの言葉に、ヒロちゃんは盛大なため息をつく。


「、、、ごめん」

「全く。今、挨拶行って、ちゃんと謝ってきなさいよ」


そう言うと、ヒロちゃんは楽屋からあたしのことを追い出す。


廊下に出され、あたしは渋々神崎瑛太の楽屋へと足を進めた。

< 50 / 125 >

この作品をシェア

pagetop