カットハウスやわた
熊野さんは、悪くない。私を好きだと言ってくれているんだから、私にとってはむしろ良い…はず。しかも、イケメン。喜ばしいことだ。
それなのに、どうしてだろう?どうしてこんなにイラついているのか……。髪を切った熊野さんの雰囲気が、正樹に似ているから?
私、やっぱり正樹に未練があるんだろうか?そこを指摘されたから、イラついてバーベキューにも行きたくなくなったのかな?
『未練があったとしても、それを忘れさせられる人はいません。自分自身しか』
これは数分前、私が、熊野さんに放ったひと言。正樹を忘れさせられる人は、私しかいない……と。
「はぁ……」
ベッドにゴロンと寝転ぶと、なんだかわけもなく、涙がこぼれた。誰か、こんな私を、情緒不安定な私を、癒してくれないかな……。
それなのに、どうしてだろう?どうしてこんなにイラついているのか……。髪を切った熊野さんの雰囲気が、正樹に似ているから?
私、やっぱり正樹に未練があるんだろうか?そこを指摘されたから、イラついてバーベキューにも行きたくなくなったのかな?
『未練があったとしても、それを忘れさせられる人はいません。自分自身しか』
これは数分前、私が、熊野さんに放ったひと言。正樹を忘れさせられる人は、私しかいない……と。
「はぁ……」
ベッドにゴロンと寝転ぶと、なんだかわけもなく、涙がこぼれた。誰か、こんな私を、情緒不安定な私を、癒してくれないかな……。