カットハウスやわた
スマホの着信音で、ハッと目を覚ました。どうやら、いつの間にか眠ってしまったらしい……。
画面には‘‘熊野不動産”と表示されている。申し訳ないが、無視する。しばらくすると、電話が切れた。
もしかしたら、様子を見に、部屋に来るかもしれない……。 そう思い、慌てて着替えると、行くあてもなく、部屋を飛び出した。
外は、真夏日。今日は三十度を超えるという。シャッターの閉まった商店街を、ブラブラと歩く。久世精肉店前に人が集まっているのが見えて、慌てて踵を返した。
そういえば、八幡さんは午前中、仕事だと聞いていた。『一銭にもならない』出張散髪だ。
このあたりに老人ホームか、ケアプラザってあったかな?八幡さんは車に乗らないようだし、きっと自転車で向かっているはずだけれど……。
ふと、商店街の片隅に、周辺地図があったことを思い出した。そこに『ケアプラザキズナ』と言う名を発見した。歩いても、行ける距離だ。
八幡さんがいるか、わからないけれど……とりあえず向かうことにした。
画面には‘‘熊野不動産”と表示されている。申し訳ないが、無視する。しばらくすると、電話が切れた。
もしかしたら、様子を見に、部屋に来るかもしれない……。 そう思い、慌てて着替えると、行くあてもなく、部屋を飛び出した。
外は、真夏日。今日は三十度を超えるという。シャッターの閉まった商店街を、ブラブラと歩く。久世精肉店前に人が集まっているのが見えて、慌てて踵を返した。
そういえば、八幡さんは午前中、仕事だと聞いていた。『一銭にもならない』出張散髪だ。
このあたりに老人ホームか、ケアプラザってあったかな?八幡さんは車に乗らないようだし、きっと自転車で向かっているはずだけれど……。
ふと、商店街の片隅に、周辺地図があったことを思い出した。そこに『ケアプラザキズナ』と言う名を発見した。歩いても、行ける距離だ。
八幡さんがいるか、わからないけれど……とりあえず向かうことにした。