甘い甘い体
「真っ赤・・・」
「うっさい。」
ギュって抱きしめられた。
「・・・・・俺のが好きだし・・・」
ボソって小さい声で優君が言った。
その声は小さすぎて聞き取れないぐらい。
「え・・・?」
好きって言った?
私が首を傾げると、スって優君の顔が近づいて
唇が重なった。
深い深い、あまーいキス。
同じぐらい好きって思っていい?
バレンタインは一日過ぎちゃったけど、優君と私の時間は壊れたまま。
まだバレンタイン。
だから今日はいっぱい言うんだ。
「優君・・・・大好き。」
息がかかるぐらい近くで呟いて、私からキスした。
「っ・・」
「お前、今日覚悟しとけよ?」
「へ・・・?」
甘い、甘いバレンタインはまだはじまったばかり。
end