甘い甘い体
そしたらポロポロ泣きながら
「二人でいたかった」って・・
確かにやりすぎたよ。あの日は。
でも、体だけじゃないんだ。
結衣見てると、マジで欲情して。
抱くことで、俺のもんになったみたいで。
安心するんだ。
でも、それが不安だったなんて・・・
あの日。
バスケしてて、他のヤツらにいっぱい嫉妬した。
だから、結衣は俺のもんって自覚したかった。
「一緒に居るのに、淋しかった」
その言葉が一番きつかった。
ごめん。
ほんと、ごめん。
今度はちゃんとデートするから。
結衣の喜ぶ顔見たいから。
手をつないで歩くだけで嬉しそうな結衣。
「彼女大事にしなきゃダメだよ~」
アキの言葉が頭を流れる。
ホントだな。
俺、全然大事に出来てなかった。
好きってだけじゃ、大事にしてることにならない。
大事にするから。
俺の結衣だし。