甘い甘い体


また涙がこぼれる



「ごめんっ、かぶった。なんか違うもん探してくる!だから・・」


ノリの手からジッポを取ろうとすると


その手をグッと握られて


「なんで?」

「だって!かっこよくないし!安モンやし!」

「そんなこと無いって!」



ぽろぽろ涙が止まらへん・・・


涙目のままノリを見上げる。


「いっつも一緒に居たいから・・・」

「え・・・?」

ノリの手をギュっと握り


「ジッポやったら・・・いつも一緒に居れるから・・・・・だからっタバコ吸う時にいつも結衣の事思ってくれるかなって・・・」


ノリは私の頬を流れる涙を親指でぬぐう


「嬉しいよ?ありがとう。」

「うそ!友達からもらったヤツのがうれしいやろ!」

「そんな事無いって」

「だって・・・・」



結衣と友達どっちが大事?


そんな事今聞いたらうざくない?



でも、それが不安で・・・・



「結衣?俺、結衣が俺のこと思いながらプレゼント選んでくれたことがすっげー嬉しい。竜斗のヤツは結衣の家用にする。結衣の持ち歩くよ。」

「それじゃ、その竜斗くんに悪いやん・・・」

「竜斗には言うし、コレ結衣に貰ったって。」

にっこり笑ったノリは

「結衣に貰ったやつのが嬉しい。」

「ほんまに・・・?」

「当たり前じゃん」


え・・・・?



「結衣のが大事。」



そう言って、深くキス。




「んっ・・んん・・」



そのままベッドへ運ばれる




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