甘い甘い体

そのままスピードは収まることなく・・


果てる時に私は意識を手放した。









朝目覚めると、ノリはもう服を着て、タバコに火をつけていた。



私のあげたジッポで。



「あ、起きた?」


「ん・・・おはよ・・・」


「おはよ。」


優しく微笑むと、私の頭を撫でてくれる。


ん、これ、好き。



「モーニング食べてさ・・・ちょっとデートしない?」


思いがけず、ノリからのお誘い。


「えっ?!時間いいの??」


がばっと起き上がると


「ん、だから服着て?指輪・・・買いにいこ?」


「うん!」






やっぱり幸せいっぱい。




ノリの誕生日やのに、私が幸せいっぱい貰っちゃったね・・・




生まれてきてくれてありがとう、ノリ。



これからも、いっぱい幸せちょーだいね。


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