甘い甘い体
「えっ・・・・」
清花はパスタを食べるフォークを口に付けたまま固まる。
だよね。
うん。その驚きは予想内。
「ね。ひなの彼氏って同い年だよね?」
「ん・・・」
「・・・・なんかの病気?」
「そんなわけないじゃん!」
清花の発言に大きな声で突っ込む。
「だよね。だよね。でも、ちょっと異常じゃない?なんかワケありそうじゃない?」
難しい顔して悩み出す清花。
「私、ダメなのかな・・・・」
「へ?」
「私の体がダメだからそういう気にならないとか?」
言ってて泣きそうになる。
「でも、初めてじゃないんでしょ?」
「ん・・・・」
優君と私の初めては去年の秋。
法事で家族全員留守のうちに優君を呼んだのは私。
あの時も優君はそんなつもりはなかったみたいで・・・
でも、一緒に居たくて。
もっと触れてほしくて。
彼女って実感がほしくて。
私から言ったんだ。
「抱いて」
って・・・・