甘い甘い体


●優



イライラする。



あぁ・・・



何やってんだ俺・・・



水着に着替えたひな見て。


正直ドキってした。



白い花柄の水着。



ひならしい。すっげー似合ってる。






ひなは普段肌なんて必要以上に出さないから。


スカートだってひざ上だし。


肩だって滅多に見せない。


胸元なんて開いた服着ないし。




だから余計に腹が立った。


何俺以外のヤツに肌見せてんの?


しかも何で俺より仁のが先に見てんだよ。





あぁ・・・何なんだよ・・・



ひなに俺のパーカー渡して、これ以上一緒に居ると八つ当たりしそうだから一人で部屋を出た。


すぐ後追ってひなも出てくるだろうって思ってた。






なのに・・



なんで来ない???






なんか嫌な予感がして、っていうか、俺の行動おかしかったよな?


もしかして、ひなの事だから悪い風に考えてんじゃ・・・




不安に思い部屋に戻る。


大部屋を開けると・・






誰も居ない。




俺は部屋の中をキョロキョロ見回す。


ってただ広いだけの何も無い部屋だから、誰もいないことは一目瞭然。



隣かな???




俺は隣にある女の子ようの個室へ向かった。


< 66 / 139 >

この作品をシェア

pagetop