甘い甘い体
「ぁんっ・・・・んっ・・・」
行為を続けるにつれて、ひなの声が大きくなる。
俺の唇が触れるたび、反応する体。
ひなのいいトコ知ってるの俺だけだし。
ひなのそんな声聞けるの俺だけだし。
ひなの乱れた姿見れるの俺だけだし。
俺だけのモンいっぱいあるけど、でもやっぱり欲張りになるんだよ。
特に目がパッチリしてるわけじゃない。
特にスタイルがいいわけじゃない。
特に美人ってワケじゃない。
でも、俺はひなが一番可愛いんだ。
「ゆっくんっ・・・んっ・・・」
「ん~?」
清純派だって。
清楚だって言われてるひなが、俺の下で乱れてる。
なんかスゲーたまんない。
「ぁぁっ・・・んっ・・・ごめんっ・・ねっ・・」
感じながら、目に涙を溜めてる。
少し動きを止めて・・
「何が?」
聞き返すと、肩を大きく揺らして息をしながら
「かわいくなるようにっ・・・がんばるから・・・」
手の甲で目を隠す。
頬を伝う涙が見えた。
「みんなみたいにかわいくないから・・・私・・・」
俺はひなの手をのけ、頭を撫でる。
「全然わかってねーし・・・・」
涙目で、首をかしげるひな。
ほんと、わかってない。
ひなが女子大で、俺がどんだけ安心してると思ってる?
もし共学なんて行ってたら、俺は心配でしょうがない。
女子大でも、飲み会って聞くだけで、男いたらどうしようって心配してるって知ってる?
小さくため息を漏らす。
ひなは俺のため息ですぐ泣くって知ってる。
ため息ったってひなに怒ってため息なんて吐いた事ないのに。
大粒の涙がひなからこぼれる。
でも、俺、ひなの泣き顔好きだったりするんだよ・・
ごめんな。