私の生徒はヒーローで○○です【完】
あれ?
ちょっとまてよ?
こいつが起きてたら、逆にめんどくさいかも。
寝てた方が、気つかわなくてすむし。
いっそ、寝かしとこ!
「そこの奥から二番目の部屋。」
「ん?どこ?
あっ。ここ?」
「そこトイレ。」
はぁー。
めんどくさっ!
「だから、こっち!」
―ガチャ......バンっ―
「「.......。」」
「あのー。」
「ん?なに?」
「退いてくれる?」
はい。
皆さん、いまの状況を説明いたします。
ただいま、ベッドに押し倒されております。
なんか、私がドアを開けた瞬間、凄いスピードで私を中に入れました。
「嫌っていったら?」
「......殴る。」
「じゃあ退かない。」
ピキ!
―パシッ―
「なっ!」
こいつ、思っているより反射神経いいかも。
退かないあいつに、さすがにキレて予告どうり殴ってやろう!と手を上げた時
その手を捕まれてしまった。
でも、私はそれだけではめげません!
もう片方の手を上げた。
―パシッ―