【完】お隣さんは泥棒さん!?
でも抜け出せるのは一瞬だけだと気づけたのはこの後。
お母さんがいない3日間の間、わたしはご飯以外獣に抱かれ続けた。
「今日はお父さんのコレ舐めてもらおうかなぁ」
「…いやぁ…」
「ペロペロキャンディ舐めてるみたいにやってくれればいいんだよ花梨」
わたしはどれだけ涙を流し続けただろう。
わたしはどれだけ叫び続けただろう。
目は腫れ、声も枯れ果てていた。
自分でもそれは分かっている。
「花梨、あぁっ…花梨!可愛い可愛い俺の花梨…!」
「…」
「どんどんココが俺の形になってきてる。本当に花梨はいい子だ…なぁっ!うっ…出る!!」
「…」
その三日間を過ぎても、地獄は終わらなかった。
当たり前だと分かっていたけど少しは期待をしていたわたし。
お母さんは前のようにとはいかないけど、わたしたちのために家事を頑張ってやってくれる。
その隙を見て、アイツは何度も何度もわたしを求めてきた。
わたしが叫ばないように口に何かを詰めたり、ガムテープで口を塞いでまでも。