大切な人
「有兄・・・ヒック・・・怒らないで・・・ヒック・・・、私何かしたんだったら、ご・・・ヒック・・・ごめん・・・ヒック・・・ごめんなさい」

(頑張って、喋ろうとしても、泣いてて、ぜんぜん、うまく喋れなかった・・・、でも、有兄だけにゎ、嫌われたくなくって)

「俺こそ、ごめん・・・、ただ、イライラしてたから、でも、怒ってないから・・・」

「ごめんなさい・・・ヒック・・・だから、私の事・・・ヒック・・・嫌わないでぇ」

「大丈夫だよ、俺は、欄を嫌ったりしないよ・・・」

(ねぇ・・有兄・・・私わかんないよ・・・なんで、有兄は、イライラしたの? 何で、私に、欄だけは、嫌いにならないって言ってくれたの? それは、妹みたいだから?)

「欄・・・お母さん心配するから、帰ろう・・・」

「うん・・・」

二人であるくのは、嬉しかった・・・

でも、喧嘩?をしたせいで、変な空気になっちゃったから、気まずいよね・・・
あぁ~もうついちゃったんだ・・・

「じゃなぁ・・・、また明日、迎えにくる・・・」

「うん・・・、お休み・・・」

「あっ!欄・・・」

「ん?何・・・?」

「やっぱり、なんでもない・・・、お休み・・」

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