HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「別に…」
佐野部長は頬杖を付いて私の顔を眺める。
その瞳は私を女として値踏みしているよう。
「…君は後継者になれないんだろ?社長は社内の優秀な男性社員にこの会社を継がせると言っている…」
「ええ~っ!?」
お爺様は既に自分の意向を公言していた。私の野望は無残にも打ち砕かれる。
「…社長が、俺を君の教育係に選んだと言うコトは…社長の中での俺の評価は高いんだろうなぁー」
「まさか、お爺様は貴方を後継者に?」
「だったらいいけど…」
佐野部長は頬杖を付いて私の顔を眺める。
その瞳は私を女として値踏みしているよう。
「…君は後継者になれないんだろ?社長は社内の優秀な男性社員にこの会社を継がせると言っている…」
「ええ~っ!?」
お爺様は既に自分の意向を公言していた。私の野望は無残にも打ち砕かれる。
「…社長が、俺を君の教育係に選んだと言うコトは…社長の中での俺の評価は高いんだろうなぁー」
「まさか、お爺様は貴方を後継者に?」
「だったらいいけど…」