HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「そんな変な愛情表現は要りません」
「俺に苛められて嬉しいクセに。やっぱりお前はMだったな」
「部長なんて嫌い…大嫌い…」
「嫌い嫌いもスキのうちだ。優奈」
部長は目尻を下げて柔らかい笑みを浮かべる。私の好きな垂れ目の笑顔で私を追い詰めた。
「これランチボックスに入らない。あげるよ」
ランチボックスに入らなかった生ハムサンドを差し出す。
「ありがとう…」
私が手を伸ばすと、部長は意地悪く自分の口に運んで生ハムを食んだ。
「私にくれるって言ったのに…酷い」
食べ物の恨みは怖いんだから…
「俺のコト愛してると言ったら、卵サンドをあげるよ」
部長は私の目の前に卵サンドをチラつかせる。
「俺に苛められて嬉しいクセに。やっぱりお前はMだったな」
「部長なんて嫌い…大嫌い…」
「嫌い嫌いもスキのうちだ。優奈」
部長は目尻を下げて柔らかい笑みを浮かべる。私の好きな垂れ目の笑顔で私を追い詰めた。
「これランチボックスに入らない。あげるよ」
ランチボックスに入らなかった生ハムサンドを差し出す。
「ありがとう…」
私が手を伸ばすと、部長は意地悪く自分の口に運んで生ハムを食んだ。
「私にくれるって言ったのに…酷い」
食べ物の恨みは怖いんだから…
「俺のコト愛してると言ったら、卵サンドをあげるよ」
部長は私の目の前に卵サンドをチラつかせる。