HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「そんなコトは絶対に許さない!!この会社の後継者=私の伴侶になるんだから…」
「へぇー」
佐野部長の目つきが急に妖しさを滲ませる。
両手を組んで、顎を乗せて好奇心旺盛に私の話に耳を傾けた。
「…痴漢呼ばわりされ、頬にビンタされたのは実に腹立たしい事実だけど。社長の孫娘なら仕方がない。我慢するよ」
「…私はこれで失礼します!!」
「…気の強い女って…隠れMだって知ってる??」
何を言い出すんだ!?この男は…
私は右手に拳を作る。
「オフィスで暴力はダメだよ…羽瀬さん」
「…判っています…私はMじゃありません!」
私は強い口調で否定し、執務室を出て行った。
「へぇー」
佐野部長の目つきが急に妖しさを滲ませる。
両手を組んで、顎を乗せて好奇心旺盛に私の話に耳を傾けた。
「…痴漢呼ばわりされ、頬にビンタされたのは実に腹立たしい事実だけど。社長の孫娘なら仕方がない。我慢するよ」
「…私はこれで失礼します!!」
「…気の強い女って…隠れMだって知ってる??」
何を言い出すんだ!?この男は…
私は右手に拳を作る。
「オフィスで暴力はダメだよ…羽瀬さん」
「…判っています…私はMじゃありません!」
私は強い口調で否定し、執務室を出て行った。