HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
唇も離してしまった。
「スカートじゃないんだ…」
彼は苦笑いして、私に抗議した。
「スカートように見えるキュロットスカートよ」
「騙された…」
「私は別に騙したつもりはないけど…騙された方が悪いのよ」
「俺はその気になってるのに、どうしてくれるんだよ。全く…」
柾史はまいったように後ろ髪を掻いて悔しげに漏らした。
勘違いした柾史はいけないのに。何で私を責めるのか意味が判らない。本当に自分本位な人だ。
「スカートじゃないんだ…」
彼は苦笑いして、私に抗議した。
「スカートように見えるキュロットスカートよ」
「騙された…」
「私は別に騙したつもりはないけど…騙された方が悪いのよ」
「俺はその気になってるのに、どうしてくれるんだよ。全く…」
柾史はまいったように後ろ髪を掻いて悔しげに漏らした。
勘違いした柾史はいけないのに。何で私を責めるのか意味が判らない。本当に自分本位な人だ。