HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
~柾史side~
隣の営業部も何人かの営業マンが残業していた。
「これ…」
俺は営業部の生崎(オイザキ)課長に六本木の内装リニューアル工事の立案書を渡す。
「サンキュー…佐野部長。やっぱり…佐野部長は仕事が早いね…」
「何、礼はたっぷり貰いますから…」
「じゃあ今度…一杯奢ります」
生崎課長は35歳。以前は別の建設会社に勤めていて、内装工事の営業・設計に従事していた。
俺と同じく社長にヘッドハンティングされ、『オウミ建設』に。
クライアントのニーズを忠実に訊き入れ、具現化していく腕は一流。
営業成績も課長が来てから鰻登り。
俺としても忙しいのは嬉しいが、もう少しセーブして欲しいと思う今日この頃。
「これ…」
俺は営業部の生崎(オイザキ)課長に六本木の内装リニューアル工事の立案書を渡す。
「サンキュー…佐野部長。やっぱり…佐野部長は仕事が早いね…」
「何、礼はたっぷり貰いますから…」
「じゃあ今度…一杯奢ります」
生崎課長は35歳。以前は別の建設会社に勤めていて、内装工事の営業・設計に従事していた。
俺と同じく社長にヘッドハンティングされ、『オウミ建設』に。
クライアントのニーズを忠実に訊き入れ、具現化していく腕は一流。
営業成績も課長が来てから鰻登り。
俺としても忙しいのは嬉しいが、もう少しセーブして欲しいと思う今日この頃。