HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「インテリアのショールームでもいいけど、展示場の方がイメージ湧くと思うんだ」



「そうね…」



私は箸でパスタを口に運んだ。



寝癖のままの髪に剃らずに伸ばした無精髭。


目の前の柾史はプレイベート全開だ。



普通の男がするとだらしなく見える姿も超絶なイケメンの柾史はカッコ良く見えてしまう。



「俺の顔ジロジロ見て…何だよ。このまま、またベットにUターンするぞ」



「どれだけ…ヤれば、柾史の欲望は満足するワケ?」




「判らない…この先、お前以外の女とするつもりないし」



浮気しないと宣言してくれるのは嬉しいけど。私にも体力の限界と言うものが。



柾史は豪快にサラダを食べて、コンソメスープを飲み干した。
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