HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
私達は生崎課長と別れて、展示場を一周した。



センターハウスに戻ってスタンプラリーの景品のボールペンを貰って駐車場にへと帰っていく。



もうすぐで閉場する展示場。



満車だった駐車場も次から次へと車が出て行き、閑散とし始める。




助手席に乗った私は夕陽の眩しさに目を瞑った。




「お前…本当に嫉妬していたのか?」




「えっ?」




「あの奥さんにさ…」




「別に…だってあまりにも…愛想がいいから…」




「あれははビジネスライクだよ…下心はない」












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