HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
柾史は亜矢子さんと結婚する…
インテリア室に亜矢子さんが訊ねて来て、旅行パンフレットを柾史に渡していた。
確か、ハネムーンはヨーロッパ1周…
二人の仲睦まじい姿を見ていると辛いけど、私には吉良さんが居る。
「失礼します…」
「待てよ…お前に渡したいモノがある」
柾史は私を玄関先で引き止めた。
奥から小さな紙袋を持って来て、私に渡した。
「GWに行った展示場の景品のペアマグだ…吉良と使え」
「で、でも…亜矢子と一緒に使えば…」
「こんな安物…要らないし、お前が使えっ!」
紙袋を突き返そうとする私に押し付ける。
インテリア室に亜矢子さんが訊ねて来て、旅行パンフレットを柾史に渡していた。
確か、ハネムーンはヨーロッパ1周…
二人の仲睦まじい姿を見ていると辛いけど、私には吉良さんが居る。
「失礼します…」
「待てよ…お前に渡したいモノがある」
柾史は私を玄関先で引き止めた。
奥から小さな紙袋を持って来て、私に渡した。
「GWに行った展示場の景品のペアマグだ…吉良と使え」
「で、でも…亜矢子と一緒に使えば…」
「こんな安物…要らないし、お前が使えっ!」
紙袋を突き返そうとする私に押し付ける。