HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
私達は産婦人科の診察を終えて、お爺様の病室を訊ねた。
「実は近江さん…優奈が俺の子を身ごもりました…」
「優…奈!?」
「デキ婚なんて、大切な孫娘の優奈を…俺は責任取って彼女と結婚します」
「そうか…それは嬉しいコトだ」
お爺様は老眼鏡を掛けて、モニターのエコー写真を眺めた。
「予定日はいつだ?」
「1月25日です…早速、役所に行って婚姻届を貰おうかと思います。籍を先に入れるコトをお許しください」
「構わない…」
「式も早急に執り行いと思います」
「そうかそうか…優奈のウエディングドレス姿見たら、わしも安心して逝ける」
「お爺様…そんな悲しいコト言わないで…」
「お前には吉良君が居るだろ?こんな老いぼれよりも隣に居る吉良君を大切にしなさい」
「お爺様…」
「実は近江さん…優奈が俺の子を身ごもりました…」
「優…奈!?」
「デキ婚なんて、大切な孫娘の優奈を…俺は責任取って彼女と結婚します」
「そうか…それは嬉しいコトだ」
お爺様は老眼鏡を掛けて、モニターのエコー写真を眺めた。
「予定日はいつだ?」
「1月25日です…早速、役所に行って婚姻届を貰おうかと思います。籍を先に入れるコトをお許しください」
「構わない…」
「式も早急に執り行いと思います」
「そうかそうか…優奈のウエディングドレス姿見たら、わしも安心して逝ける」
「お爺様…そんな悲しいコト言わないで…」
「お前には吉良君が居るだろ?こんな老いぼれよりも隣に居る吉良君を大切にしなさい」
「お爺様…」