HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
《26》 不毛の愛
~優奈side~
二人で考えた名前候補の中から、恭介が名前を決めた。
生まれて2日目。
赤ちゃんの名前は正人(マサト)君に決定。
古めかしい名前だと思ったけど、私達の赤ちゃんに対するキモチがストレートに表現されているし、私もその名前で合意した。
「マー君か…」
「マー君」
恭介は私の胸に抱かれるマー君を愛しげに見つめる。
「キスしていい?」
突然の恭介からのキスのおねだり。
「でも、私の唇…ガサガサだよ。今、キスしても全然…美味しくないと思うけど」
「別に、ガサガサでもいいよ」
恭介は強引にチュッと私の乾いた唇にキスをした。
コンコン
病室のドアを誰かが叩く。
生まれて2日目。
赤ちゃんの名前は正人(マサト)君に決定。
古めかしい名前だと思ったけど、私達の赤ちゃんに対するキモチがストレートに表現されているし、私もその名前で合意した。
「マー君か…」
「マー君」
恭介は私の胸に抱かれるマー君を愛しげに見つめる。
「キスしていい?」
突然の恭介からのキスのおねだり。
「でも、私の唇…ガサガサだよ。今、キスしても全然…美味しくないと思うけど」
「別に、ガサガサでもいいよ」
恭介は強引にチュッと私の乾いた唇にキスをした。
コンコン
病室のドアを誰かが叩く。