HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「誰だろう?」
恭介はパイプ椅子から腰を上げて、ドアを開けた。
「!!?」
入って来たのは見ず知らずのツヤのある黒髪ボブの美女。
「麻衣子!?」
「恭介さんも水臭いわね…生まれたなら、あたしにも言ってよ!」
彼女は黒いコートを脱ぎながら口惜しそうに漏らした。
「恭介、この方は?」
「私は堀田麻衣子(ホリタマイコ)…恭介の亡くなった婚約者の妹」
「えっ?」
私は絶句して、恭介を見つめる。
彼女は9年前…亡くなった芽衣子さんの妹…
恭介はパイプ椅子から腰を上げて、ドアを開けた。
「!!?」
入って来たのは見ず知らずのツヤのある黒髪ボブの美女。
「麻衣子!?」
「恭介さんも水臭いわね…生まれたなら、あたしにも言ってよ!」
彼女は黒いコートを脱ぎながら口惜しそうに漏らした。
「恭介、この方は?」
「私は堀田麻衣子(ホリタマイコ)…恭介の亡くなった婚約者の妹」
「えっ?」
私は絶句して、恭介を見つめる。
彼女は9年前…亡くなった芽衣子さんの妹…