HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
部長はドアを閉めて運転席に乗り込んだ。
車内は部長の付けているフレグランスと同じ爽やかな柑橘系の香りが漂う。
地下の駐車場を抜けてマンションを後にして会社に向かう。
「昨日は電車通勤だったけど、普段はマイカー通勤なの?」
「欲求不満女に痴漢の罪を被せられて、電車恐怖症になっただけだ」
部長はハンドルを操作しながら皮肉な口調で答えた。
「それって私でしょ?」
「自分が欲求不満だったと認めるんだ…」
「別にそれは認めてない…」
車内は部長の付けているフレグランスと同じ爽やかな柑橘系の香りが漂う。
地下の駐車場を抜けてマンションを後にして会社に向かう。
「昨日は電車通勤だったけど、普段はマイカー通勤なの?」
「欲求不満女に痴漢の罪を被せられて、電車恐怖症になっただけだ」
部長はハンドルを操作しながら皮肉な口調で答えた。
「それって私でしょ?」
「自分が欲求不満だったと認めるんだ…」
「別にそれは認めてない…」