HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
今まで、何人かの男性とキスは経験したけど、あんなに溺れてしまいそうなキスをする男性は初めてだった。
「おはようございます…」
「おはよう…羽瀬さん」
「宇陀さん…昨日、佐野部長が言った婚約者の件は…」
「婚約者って?」
宇陀さんは首を傾げた。
「部長とは仲直り出来た?部長…貴方に失礼なコト言ったから、二人で場所を変えて話し合うと言って先に帰ったのよ」
「え、あ…そうなんですか…仲直りはしましたから安心してください」
私は話の内容を合わせて愛想笑いで誤魔化す。
私の背後から聞えるクスクス笑い。
振り向くと佐野部長が立っていた。
「羽瀬、執務室にコーヒーを頼む」
佐野部長は私にコーヒーを頼んで執務室に踵を返した。
「おはようございます…」
「おはよう…羽瀬さん」
「宇陀さん…昨日、佐野部長が言った婚約者の件は…」
「婚約者って?」
宇陀さんは首を傾げた。
「部長とは仲直り出来た?部長…貴方に失礼なコト言ったから、二人で場所を変えて話し合うと言って先に帰ったのよ」
「え、あ…そうなんですか…仲直りはしましたから安心してください」
私は話の内容を合わせて愛想笑いで誤魔化す。
私の背後から聞えるクスクス笑い。
振り向くと佐野部長が立っていた。
「羽瀬、執務室にコーヒーを頼む」
佐野部長は私にコーヒーを頼んで執務室に踵を返した。