HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「貴方、出社1日目にして遅刻とは何様のつもり?」
「すいません。明日から気を付けます…」
インテリア室のお局様らしき女性・宇陀菜々緒(ウダナナオ)先輩のキツイお叱りを受けた。
朝から頭を下げてばかり。
私は東洋大学ライフデザイン学科を卒業。
お爺様が社長を務める『オウミ建設』に就職。取得したインテリアコーディネーターの資格を生かすべく、お爺様に言って希望の部署『設計部インテリア室』の所属となった。
何れは私が亡くなった父に代わって、会社の後継者になりたいと願っていた。
でも、お爺様は後継者となる男性を既に決めているようだ。
その男性を私の伴侶にと言うのが、お爺様の考え。
今の私には譲君が居るし、お爺様がどんなに優秀で見込んだ男性でも結婚は別次元の話。
「すいません。明日から気を付けます…」
インテリア室のお局様らしき女性・宇陀菜々緒(ウダナナオ)先輩のキツイお叱りを受けた。
朝から頭を下げてばかり。
私は東洋大学ライフデザイン学科を卒業。
お爺様が社長を務める『オウミ建設』に就職。取得したインテリアコーディネーターの資格を生かすべく、お爺様に言って希望の部署『設計部インテリア室』の所属となった。
何れは私が亡くなった父に代わって、会社の後継者になりたいと願っていた。
でも、お爺様は後継者となる男性を既に決めているようだ。
その男性を私の伴侶にと言うのが、お爺様の考え。
今の私には譲君が居るし、お爺様がどんなに優秀で見込んだ男性でも結婚は別次元の話。