HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「部長の言う通りにします。アドバイスありがとうございました。シチュー食べ終わったら帰ります」
「シチュー食べたお礼はないのか?」
「お礼?」
佐野部長の薄茶色の瞳が卑猥な色を宿している。
「お前が欲しい」
「部長は女に飢えていないと言いました」
「言ったよ。でも、愛しいお前を目の前にして男として抱きたくなるのは当然の反応だ。違うか?」
『愛しい』って・・・
私の心臓はどうにかなりそうなぐらいドクンドクン早鐘を打つ。
「お前だって、少しは期待してフロ入って来たんだろ?」
「別に期待なんてしてないから…私だって男に飢えてないし」
「試してみようか?」
「試す?」
「男に飢えてないんだろ?」
部長は頬杖を付いて私に念を押す。
念を押されると自信ないんだけどーーー・・・
「シチュー食べたお礼はないのか?」
「お礼?」
佐野部長の薄茶色の瞳が卑猥な色を宿している。
「お前が欲しい」
「部長は女に飢えていないと言いました」
「言ったよ。でも、愛しいお前を目の前にして男として抱きたくなるのは当然の反応だ。違うか?」
『愛しい』って・・・
私の心臓はどうにかなりそうなぐらいドクンドクン早鐘を打つ。
「お前だって、少しは期待してフロ入って来たんだろ?」
「別に期待なんてしてないから…私だって男に飢えてないし」
「試してみようか?」
「試す?」
「男に飢えてないんだろ?」
部長は頬杖を付いて私に念を押す。
念を押されると自信ないんだけどーーー・・・