HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
期待していないと返しても本当は全否定出来なかった。



部長のベットはダブルベットで私の自宅のベットと同じメーカー。



乱れていたシーツは真新しいシーツに取り換えられていた。



部長は私を抱き締める。



「ま、待って…」



「どうした?」




素面ではどうも気分が乗らない。昨日の夜のように、お酒を飲んでHの記憶が飛んじゃうのはヤだし。



私はジッと考え込んでいると待ちくたびれた部長が無理矢理キスを落として来た。



部長のサラサラとした髪から匂う爽やかなシャンプーの香り。



「ん……ふぅつ……ん…」



部長の舌が私の舌を絡めとり、吸い上げる。


キスは角度を変え、深みを増していく。身体の奥まで疼いて来てどうにかなりそう。


Hもしてないのにキスだけ子宮が反応するなんて部長…キス上手すぎる!!


唇が離れ、間に漏れる自分の声には切なさと艶が混じっていた。



身体の疼きに我慢出来ず、

大胆にも部長の欲望を受け入れて彼の舌に舌を絡めていく。


「下手くそ」

彼は私の舌の使い方にダメ出しして罵った。








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