HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
部長に身体を任せたのはいいけど…

執拗に私の肌に触れて来る。

彼は前戯が長いタイプの男だった。

私は時間をかけて身体を愛撫される遣り方には慣れていない。


さっさと挿入して早く終わらせたいのに。


「もういいでしょ?」



「そう、急かすな…夜は長いぞ」



私の一番弱い部分に部長の指が潜り込んでく。


私の中で部長の指が蠢く。指に絡まる水音が私の羞恥心を煽る。



私は恥かしくて顔を両手で覆った。




「現実逃避か?」



部長の指が更に不埒な動きを始める。




「ん…ねぇ?もういいでしょ?早く…」



「図面ケース挿入して欲しいのか?」



「違う…」


「何が欲しい?」



「何って…」


今度は言葉責めかーーー・・・


いつ終わるの?












< 84 / 402 >

この作品をシェア

pagetop