梅雨の日に。
「私は…A組か。」
昇降口のガラス戸に貼ってあるクラス発表の紙を見て呟く。
「いるかな…?」
A組と書かれたその紙を、1番上から目を通していくと、
「あった!いた!やった!」
私が他に人がいたらまぁびっくりするだろうというほどの声で独り言なんて言えるのは、今が7:00だからだ。
一週間前からドキドキするくらいには気になっていた新しいクラスを、誰よりも先に知りたくて。
私はとっても早起きして、とっても早く登校していたのでした。
昇降口のガラス戸に貼ってあるクラス発表の紙を見て呟く。
「いるかな…?」
A組と書かれたその紙を、1番上から目を通していくと、
「あった!いた!やった!」
私が他に人がいたらまぁびっくりするだろうというほどの声で独り言なんて言えるのは、今が7:00だからだ。
一週間前からドキドキするくらいには気になっていた新しいクラスを、誰よりも先に知りたくて。
私はとっても早起きして、とっても早く登校していたのでした。