もう弟なんてやめてやる。
11.秘密の関係
昼休みの屋上。
陸と飯田が大の字になって
真っ青な空を見上げた。
「そっか」
陸が昨晩のことを
飯田に話すと、
飯田からは短い返事。
陸が空を見上げたまま…
「…引いてる?」
「いいや?お前らがそうなるのは、俺も芹沢も解ってたし」
「え?どういうこと?」
「遊園地に行った時、芹沢と話してたんだよ。多分、陸の気持ちを知ったら雫もそうなるだろうって。そしたら…離れるなんて無理だろ、お前らには」
「…なんだ、お見通しだったのか」
はは、っと陸が笑って
右腕を額に乗せた。
陸と飯田が大の字になって
真っ青な空を見上げた。
「そっか」
陸が昨晩のことを
飯田に話すと、
飯田からは短い返事。
陸が空を見上げたまま…
「…引いてる?」
「いいや?お前らがそうなるのは、俺も芹沢も解ってたし」
「え?どういうこと?」
「遊園地に行った時、芹沢と話してたんだよ。多分、陸の気持ちを知ったら雫もそうなるだろうって。そしたら…離れるなんて無理だろ、お前らには」
「…なんだ、お見通しだったのか」
はは、っと陸が笑って
右腕を額に乗せた。