もう弟なんてやめてやる。
「あ、あたし汗臭いよ…?」
「大丈夫」
「…あたしも、抱きしめていい?」
「うん」
陸の返事に
あたしは腕を廻した。
ドキドキと脈が速くなる。
きゅうっと胸が、
締め付けられた。
「はは、雫ちっさいからスッポリ収まるね」
「双子なのに変だよね。生まれた時は同じくらいだったのに」
「…雫は女の子だから、ね」
「っ」
どうして、
そんな恥ずかしいこと
平気で言えちゃうの?//
陸があたしを
“女の子”だと
大切に扱ってくれるのが
凄く伝わってくる。
と同時に、
陸は男の子なんだと
改めて思い知らされて。
緊張した。
「大丈夫」
「…あたしも、抱きしめていい?」
「うん」
陸の返事に
あたしは腕を廻した。
ドキドキと脈が速くなる。
きゅうっと胸が、
締め付けられた。
「はは、雫ちっさいからスッポリ収まるね」
「双子なのに変だよね。生まれた時は同じくらいだったのに」
「…雫は女の子だから、ね」
「っ」
どうして、
そんな恥ずかしいこと
平気で言えちゃうの?//
陸があたしを
“女の子”だと
大切に扱ってくれるのが
凄く伝わってくる。
と同時に、
陸は男の子なんだと
改めて思い知らされて。
緊張した。