もう弟なんてやめてやる。
「…………」


んー…、

雫を抱きしめたのは
いいものの…

そろそろ離れなきゃ
ヤバい気がする。


別の欲求に駆られて
陸がぐっ、と雫を引き離した。



「…陸?」

「制服、しわになっちゃうから着替えよっか」

「あ、うん」



雫と2人きりなのは
有り難いけど、

さすがに今はマズい…


陸が家へと上がると
雫も後から続く。


「っ」


もうちょっと、

くっ付いていたかったな…

ってあたしいつから
こんなハレンチな子になったの!?//


雫の顔がみるみる赤くなった。

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