もう弟なんてやめてやる。
「…まだ、着替え中なんだけど」

「ご、ごめん///すぐ出るね」



雫の反応に
陸の眉がピクッと反応。

教科書たちを拾って

部屋を出て行こうとする雫の
腕をグッと掴んだ。


それにビクッと雫の肩が震えて。

ドクン、と俺の全身が脈打つ。


何その可愛い反応…


「雫…何で、顔赤いの?」

「っ///」

「雫…?」



耳まで真っ赤になる雫に
俺の中の黒い部分が出てきて、

スッ…と雫の真っ赤な耳に触れた。



「ひゃっ//ああああの、早く服着ないと、か、風邪ひくよ?」

「…耳、真っ赤」

「っ、早く服…」

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