もう弟なんてやめてやる。
12.過去の過ち
「ね、穂乃華ちゃん」
「ん?」
「男の人って、その……たくなるのかな?」
「え、何?聞こえないわよ」
「だから、その…キスとか…したくなるのかな?」
夏休み目前の放課後、
雫と穂乃華がカフェに寄り道。
そんな中、雫の発言に
穂乃華が飲みかけの紅茶を
ブフォッと吹いた。
「あー…、穂乃華ちゃん汚いよ」
やだ、この子ったら…
テスト期間中に
思考回路がおかしくなったのかしら…
「…したいって言われたの?」
「違う…けど、」
「けど?」
「陸があまり触れてくれないの…」
しゅんっ…と下を向く雫に
穂乃華がニヤリ。
陰で女子を喰い荒らしてた弟くんも
雫相手には
さすがに簡単には
手を出せないのか…、と。
「ん?」
「男の人って、その……たくなるのかな?」
「え、何?聞こえないわよ」
「だから、その…キスとか…したくなるのかな?」
夏休み目前の放課後、
雫と穂乃華がカフェに寄り道。
そんな中、雫の発言に
穂乃華が飲みかけの紅茶を
ブフォッと吹いた。
「あー…、穂乃華ちゃん汚いよ」
やだ、この子ったら…
テスト期間中に
思考回路がおかしくなったのかしら…
「…したいって言われたの?」
「違う…けど、」
「けど?」
「陸があまり触れてくれないの…」
しゅんっ…と下を向く雫に
穂乃華がニヤリ。
陰で女子を喰い荒らしてた弟くんも
雫相手には
さすがに簡単には
手を出せないのか…、と。