もう弟なんてやめてやる。
「っ、………り、陸は…したいの?」

「うん」



ひゃーっ、即答!///

ドキドキと心臓がうるさくて、
胸がきゅっとする。



「陸なら…、いいよ…//」


言えたのはこれが精一杯で。
ぎゅっと、陸の服を掴んだ。

恥ずかしくて、
恥ずかしくて。

身体が熱くなるのが分かった。


陸がふっ、と笑うと
雫の手を握る。



「…本当にいいの?」

「……!」


陸に手を引かれて
ドサッとベッドに押し倒された。

上から見下ろされる体勢に
ドキッとして。


思わず陸から顔を逸らす。

< 258 / 393 >

この作品をシェア

pagetop