もう弟なんてやめてやる。
「雫、こっち向いて」

「な、なんか恥ずかしくて無理…//」

「…こっち向いてくれなきゃ、キス出来ない」

「っ、」

「キスしたい」



陸の声が、

優しくて
甘くて

心臓がずっとドキドキしてる。

全身が、脈打ってるみたい…


雫が真っ赤な顔で
陸の方へ向くと、


「っ」


陸の目が
もう熱を帯びてるのが解って、

ドキッと心臓が跳ねた。


そんな目で見ないで…///


だけど陸から目が離せなくて…

見つめ合うこと────、数秒。


ゆっくりと…、
2人の唇が重なった。
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