もう弟なんてやめてやる。
18.今が精一杯
「推薦!?」
「そう」
季節は多分秋。
いや、もうすぐ冬。
教室で昼食中、
雫がポロッと箸を落とした。
「…ほ、穂乃華ちゃん…推薦でいけるの?」
「そうみたい。この前、進路指導の先生に呼ばれて行ったら、そう言われた」
「………」
あたしの口が塞がらない。
大学を推薦で行けるなんて…
あたしには絶対有り得ないことだ。
「あと、弟くんも推薦でしょ?」
「えぇええ!?」
「ちょ、何その反応。もしかして聞いてないの?あたしが呼ばれて行ったら、弟くんも居たけど」
「嘘…」
「だから受験するのは、あんたと飯田くんだけね」
「そう」
季節は多分秋。
いや、もうすぐ冬。
教室で昼食中、
雫がポロッと箸を落とした。
「…ほ、穂乃華ちゃん…推薦でいけるの?」
「そうみたい。この前、進路指導の先生に呼ばれて行ったら、そう言われた」
「………」
あたしの口が塞がらない。
大学を推薦で行けるなんて…
あたしには絶対有り得ないことだ。
「あと、弟くんも推薦でしょ?」
「えぇええ!?」
「ちょ、何その反応。もしかして聞いてないの?あたしが呼ばれて行ったら、弟くんも居たけど」
「嘘…」
「だから受験するのは、あんたと飯田くんだけね」