もう弟なんてやめてやる。
この2年半、
いつ両親にバレるのか
不安で仕方なくて。
こうやって家を出たことが
正解だったのかも、
解らない…
けど、だからといって現実から
目を背けていい訳でもない…
陸が雫の手を握って
目を合わせた。
「…雫は、もし母さん達にバレた時…どう、するの?」
「え?」
「…もしそうなったら、俺とは離れる?母さん達と一緒に居る?」
「………」
雫の目が見開く。
手が震えた。
考えてなかった訳じゃ、ない。
あたし達のことは
一生隠し通せることじゃないし、
今まで何事もなく居られたのは
奇跡に近い…
いつ両親にバレるのか
不安で仕方なくて。
こうやって家を出たことが
正解だったのかも、
解らない…
けど、だからといって現実から
目を背けていい訳でもない…
陸が雫の手を握って
目を合わせた。
「…雫は、もし母さん達にバレた時…どう、するの?」
「え?」
「…もしそうなったら、俺とは離れる?母さん達と一緒に居る?」
「………」
雫の目が見開く。
手が震えた。
考えてなかった訳じゃ、ない。
あたし達のことは
一生隠し通せることじゃないし、
今まで何事もなく居られたのは
奇跡に近い…