もう弟なんてやめてやる。
「1番怪しい母子手帳さえ、手に入ればいいんだけど…」
陸がそう言って顔を下に向けた。
母さんが隠すくらいだ…
きっとそれに
真実が載ってる…
「ねぇ、もっと簡単な方法があるよ」
その時、
ずっと口を閉じていた
穂乃華が口を開いた。
親に怪しまれずに自分たちで
調べられる方法が、ある。
「簡単な方法?」
「…雫たちはようするに、その写真の人たちがどっちかの本当の両親かもしれないって思ってるんだよね?」
「…うん」
雫の返事を聞いて
穂乃華が双子を見た。
多分……、
「…戸籍を、調べたら分かると思う」
「戸籍…?」
「あ、そうか!もしお前たちのどちらかが養子とかだったら……」
「うん、戸籍に“養子”って記載されてるはずよ」
陸がそう言って顔を下に向けた。
母さんが隠すくらいだ…
きっとそれに
真実が載ってる…
「ねぇ、もっと簡単な方法があるよ」
その時、
ずっと口を閉じていた
穂乃華が口を開いた。
親に怪しまれずに自分たちで
調べられる方法が、ある。
「簡単な方法?」
「…雫たちはようするに、その写真の人たちがどっちかの本当の両親かもしれないって思ってるんだよね?」
「…うん」
雫の返事を聞いて
穂乃華が双子を見た。
多分……、
「…戸籍を、調べたら分かると思う」
「戸籍…?」
「あ、そうか!もしお前たちのどちらかが養子とかだったら……」
「うん、戸籍に“養子”って記載されてるはずよ」