もう弟なんてやめてやる。
「飯田が居るから大丈夫だよ。それにアイツが言い出したことなんだし、何とかするだろ」
「そうかなぁ…」
「そうだよ。行こ?」
そう言って歩いてく陸の
背中を見つめて、
あたしは慌てて着いていった。
「………」
ジェットコースターの
長い行列の中。
遠目で2人を見届けて
飯田が口を開いた。
「……芹沢、お願いあるんだけどさ」
「分かってる。別に弟くんに詰め寄ったりはしない。…ただ、弟くんの気持ちを知った時の雫が心配なの」
「……そうだな」
もし陸の気持ちを雫が知った時、
雫はどうするんだろう…
陸の気持ちはきっと
勘違いでも、
冗談でも、
何でもない。
“本気”だ──…
「そうかなぁ…」
「そうだよ。行こ?」
そう言って歩いてく陸の
背中を見つめて、
あたしは慌てて着いていった。
「………」
ジェットコースターの
長い行列の中。
遠目で2人を見届けて
飯田が口を開いた。
「……芹沢、お願いあるんだけどさ」
「分かってる。別に弟くんに詰め寄ったりはしない。…ただ、弟くんの気持ちを知った時の雫が心配なの」
「……そうだな」
もし陸の気持ちを雫が知った時、
雫はどうするんだろう…
陸の気持ちはきっと
勘違いでも、
冗談でも、
何でもない。
“本気”だ──…