図書館のカガミ


「是非~!!!

やらせてください!!!」



ウルウル乙女の瞳で訴えられ相変わらずのお兄さんスマイルではあったものの口角の端を微かにひきつり気味だったのを私は見逃さなかった。


―――今度こそは役に立ちたい!!


そう思えばこそ尚更失敗できないとつい意気込み颯爽と歩き先独さんの案内でその場所へと進むその途中…遠目に配架する香神さんの姿をみつけまた目でおってしまった。


――なんでだろう……。

前にもこんな感じで誰かをみていたような……………。
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