図書館のカガミ
「ふう…。」
大事そうに抱えていた本を机におきひと汗拭う天使のお子様に「よく出来ました!」と小声で呟きながら顔を覗き込み拍手の手真似をしてみせると満足そうに天使の微笑みを浮かべた。
「次から絵本を見る時はここでよんでね‥。
その方が動物さん達も安心だから‥!!」
「あいっ!!」
まるで使命感に燃えるような瞳で見上げた天使のお子様の笑顔を萌えるような目で見守る私はなんだかその光景に圧倒された。