図書館のカガミ



「「「――ゴチンッ…!!!!」」」



………思いもよらずあまりにも近過ぎて頭突きしてしまった…!!!



「痛っ…………!!」



そのやりとりに黙々と見守る周囲の人も堪えきれず吹いた。


「ご…ゴメンナサイ!!!

あの大丈夫ですか?」



ぶつかった額を抑えつつ慌てて香神主任を見上げると…眼鏡がズレ落ちあの綺麗な瞳がチラリ…とのぞかせていたのを慌ててかくすように眼鏡をカチャリ…という音とともに眼鏡をあげ直した。


「す…スミマセン…。」




< 93 / 201 >

この作品をシェア

pagetop